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2016年1月24日日曜日

第55回俳人協会各賞発表。文學の森より2冊受賞!!!













第55回俳人協会各賞が発表になりました。


俳人協会賞      柏原眠雨『夕雲雀(角川文化振興財団)

俳人協会新人賞   藤井あかり『封緘』(文學の森)  村上鞆彦『遅日の岸』(ふらんす堂)

俳人協会評論賞   依田善朗『ゆっくりと波郷を読む』(文學の森)


なんと、四編受賞のうち、小社の刊行物が2編受賞!!!
うれしいことです。

藤井あかりさんは第5回北斗賞受賞者。
石田郷子さん主宰の「椋」所属。
石田さんの持つ、豊かで透徹した自然詠の影響を受けつつも、より内的世界、私的世界、感性を深めた独自の光芒を放つ作品をまとめた句集です。
句集『封緘』は受賞作150句に新たな作品を加え、約300句にまとめたもの。
北斗賞受賞者としては第2回受賞の堀本裕樹君に続く快挙です!
こうして北斗賞を受賞した若き精鋭が、俳壇へ飛躍してゆく姿を見られることは、編集者冥利に尽きますね。

また、依田善朗さんは「未来図」同人、俳句界評論賞(山本健吉評論賞の前身)受賞者。
歴代受賞者中、唯一、評論賞を2回受賞している実力評論家です。
受賞作「ゆっくりと波郷を読む」も、俳句界評論賞受賞作をまとめたものです。

つくづくと思うのは北斗賞、評論賞などコンクールの重要性。
新しい才能発掘において、実に有効な方法であること。

今後も多くの俊英を輩出し、俳句の未来に貢献してゆきたいと思います。
みなさんもどうぞ各賞に応募してください。

写真は、俳句界NOWグラビア撮影の風景…。
4月号に登場の大輪靖宏「輪」主宰と、撮影担当の山根衣理カメラマンです。
大輪主宰は上智大学名誉教授、日本伝統俳句協会副会長。
今春には、最新句集が小社より刊行されます。

撮影は大輪主宰が教鞭を取られた上智大学にて行いました。
3月25日発売です。
お楽しみに!

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